uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

ぬくシャツ探検隊 第一夜 秘境イオン二重編みニットキルト

今週のお題「2013年に買って良かったもの」

東京南部。23区にありながら、北部のように物価が安いわけではなく、東部のように下町情緒があるわけでもなければ、西部のように多様性を活かした町づくりがされているわけでもない。治安はいいけど意外に何もない。そういう不便な土地で、我々ぬくシャツ探検隊は幻のシャツを探し求めていた。今やヒートテック全盛期、店には綿など入っていない化学繊維のシャツが幅を利かせている。どこもかしこもレーヨン・ポリウレタンの混紡ばかりだ。そんな中、我々は原点である自然繊維を求めて、日本の流通を牛耳っているイオン帝国へ向かったのだった。

何につけても中庸というか、便利なんだけど尖ったところのない品揃えの中を我々は進んでいく。見よ、紳士下着売り場の充実さを。案の定、前線にはレーヨン・ポリウレタン混紡部隊がひしめいている。半袖も長袖も2種類くらいあったりして、当然ユニクロよりはるかに安い。ズボン下も同様の充実ぶりで隙などないかに見えた。

我々はついに発見したのだった。プライベートブランドの雄、TOPVALUの「二重編みニットキルト メンズ長袖U首Sサイズ」を。Sサイズはほとんど絶滅寸前であったが、なんとかベージュ色を1枚確保することができた。LLサイズはいっぱい余ってた。

この下着の何がすごいか。表と裏は綿。そして中糸にポリエステルが入り、背中上部はアクリルとレーヨンを使っている、文字通りキルティングの下着なのだった。こんなものが存在しているなんて! おそるおそる腕を通すと、明らかにヒートテックとは異なる柔らかさと暖かさ! これはいいものだ!

ところでグンゼからもほぼ同じような素材の商品が販売されている。これ、同じものじゃないかなー?

というわけで、寒いと嘆く前に、ヒートテックを捨てよ、イオンへ行け、というわけでした。