uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ユリイカ

今月は世界文学特集ということで、普段流行に合わせるなんて自分を切り売りするようなものだ、と軽蔑していたわたしが毎日新刊書店を巡って探してしまうほど、欲しかった1冊。予想に違わぬおもしろさ。情報が難なく入手できる21世紀でも、本を読むボルテージ…

ギガルを久しぶりに開ける。2004。まだ赤ワインを飲み慣れていない頃に開けて、濃厚で重々しい香りのワインというイメージがあったが、週に3本も空けてしまう肝臓を持ち合わせた現在では、やせてローヌにしてはちょっと太陽からの元気が足りないんじゃないの…

フェリペ・アルファウ『ロコス亭の奇妙な人々』(東京創元社)

ロコス亭の奇妙な人々 (海外文学セレクション)作者: フェリペアルファウ,Felipe Alfau,青木純子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1995/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る1902年、スペイン人の著者については全…

今日もカレーを仕込む

day

朝起きてすぐに読書。去年から読みかけだった『ロコス亭の奇妙な人々』を読了。読み出すとおもしろくてとまらなくなる。それぞれの短編は読み取りやすいのだけど、実は連作短編集となっていて他の短編で登場した人物が別の短編でも姿を現す。そのため、短編…

山猫講演会を聴きに行こうとしたら、予約制ですでに満席。軽くふて寝。山猫はもうちょっとあったかくなってから行くことにして、とりあえず目の前のぶっこわれたお弁当箱を新調せねばならぬ、ということで渋谷LOFTへ。今つかっている100均の四カ所パッキンは…

秋山瑞人『ミナミノミナミノ』(電撃文庫)

ミナミノミナミノ (電撃文庫)作者: 秋山瑞人,駒都えーじ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/01/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 71回この商品を含むブログ (219件) を見る秋山瑞人の小説を読むときは現実逃避したいとき。冷静になれば小説…

古本購入

イーディス・ウォートン『幽霊』(作品社) Solo「4 BRUTHAS & A BASS」 ウォートンは去年の夏に出たばかりなのに200円でいいのかしら、と購入。おもしろさは不明。短編集だからちまちま読もう。 Soloはついに2ndを安く購入。たぶんタワレコあたりに行けばふ…

Castelblanch Brut Zero

テレビに出て有名になったらしいCava。しかしこれに限らず1000円台のCavaはみなどれもおいしく、それなりに苦みもあるが、あんまり区別がつかないのであった。これも快適にするするといただく。栓を抜いた後もかなり泡が持続するのが特徴。白用のグラスを洗…

Puff Daddy & the family「No way out」

No Way Outアーティスト: Puff Daddy出版社/メーカー: Bad Boy発売日: 2005/10/24メディア: CD購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る兄からもらったレコードプレイヤーが動いていたころはよくドーナツ盤を買いあさったものです。その頃…

C・フエンテス『聖域』(国書刊行会)

聖域 (1978年) (ラテンアメリカ文学叢書〈8〉)作者: 木村栄一,C・フエンテス出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1978/04メディア: ? クリック: 40回この商品を含むブログ (1件) を見る先日の古書ツアーでどか買いした中の一冊。たぶんあまり流通してないし…

Domaine Lorenzon

スクリューキャップのにくいやつ。L'original Mercurey par Lorenzon 2006。よく行く酒屋さんでおすすめされたので、普段の制限価格をオーバーした\4500前後で購入。1カ月ほど室内で寝かせてからしずしずとふたを回すと……。これが意外なほどにボリュームがな…

Mision Pinot Noir 2006

チリのWilliam Fevreさんが作るMision Pinot Noir 2006。焦がした黒糖で味付けしたような人為的な甘みが特徴。香りにもどこかケミカルさが漂う。ピノ・ノワールというよりはテンプラリーニョ。\1200円程度のピノに多くを期待するなとは言っても、某黄色い尻…

音質

某タモリ倶楽部を見てからというもの、音質環境が気になり始めた。この道は茨の道だということは分かっている。分かってはいるのだが、よりきれいな音、それぞれの音がどのように絡まっているのかを知りたいという解剖学的な欲求が高まるのを抑えることがで…

マリオ・バルガス・リョサ『楽園への道』(河出書房新社)

楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)作者: マリオ・バルガス=リョサ,田村さと子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/01/10メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 92回この商品を含むブログ (91件) を見るラテンアメリカ文学の雄に…

南アフリカの有名なメーカーKWV。安くて添加物いっぱい、というイメージがあったのだけど、Pinotageでちょっとこなれた2004がさびれた酒屋にあったので買ってみた。温度管理にまったく意識をはらっていない店だけど、店内は暖房もきいてなく、路面に面して陽…