uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

和歌は文法とかすっ飛ばして共感するのが大切

苔を見るようになってから自然全体にも目を向けるようになりました。木や草花の名前を気にするようになると、どの季節にどんな話が咲くのか調べたりもします。冬は花なんて咲かないかと思ったら梅があるし、今の時期は蝋梅もほのかに甘い香りを漂わせていま…

「この世界の片隅に」にはありのままの戦争の日常があった

わたしの父は昭和一桁の生まれで、海軍予備員だったと自称していました。本当かどうかは分かりません。ただ、わたしが育った時期というのは「戦争を知らない子どもたち」が親になった世代で、そろそろ太平洋戦争の肌感覚がなくなってきたのだと思います。 小…

初プロテインはかなりおいしくて癖になりそう

以前いっしょに働いていた20代中頃の男性が、労働が終わってからプロテインを吞むことを習慣にしていました。「うまい?」「まずいです」というシンプルなやりとりから、プロテインはまずいものという思い込みができてしまい、自分で摂取することはありませ…

フリオ・コルタサル『石蹴り遊び』あらすじ

石蹴り遊び (フィクションの楽しみ) 作者: フリオコルタサル,Julio Cort´azar,土岐恒二 出版社/メーカー: 水声社 発売日: 2016/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 来週の読書会に向けて、各章に書かれていることを短くまとめたり、おか…

塚本邦雄『王朝百首』は橋本治先生が言うとおり「国民必読の書」

新年あけましておめでとうございます。今年から本の感想は字数を気にしないはてなBlogに書くことにしました。140文字や255文字に囚われてしまうと、書くべきことを書き損じてしまう気がしています。文字数の限定はおおむね簡潔さという美徳を持ちますが、一…