uporeke's diary

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料理

タンドリーチキン

初めて食べたタンドリーチキンは自作だった。インド料理の草分けレヌ・アロタさんの本に偶然出会い、1カ月間毎食自作のインドカレーを食べていた。主にレンズ豆。ちょうど20歳の頃。友人どころか読書すらろくにできず、今になって省みるとちょっとおかしくて…

大根おろしのしらす和え

夏なのに、旬でないのに大根を買うと罪悪感がある。幼い頃の自分に「農家で育ったくせに野菜の旬も知らないの」と責められているような気分だ。知ってるんだよ、大根は冬がおいしいってわかっているけど、妙に蒸し暑くて週も半ばを越えて疲れてくると、さっ…

茄子とししとうの揚げ浸し

ししとうってなんで「獅子唐辛子」なんだろう? 辛さは普通の青唐辛子より弱いのに、何が「獅子」なんだろうか。 実家では母親が働いていたのであまり手の込んだ料理が並ぶことはなかった。たいていスーパーの総菜と、家でとれた野菜を炒めたもの、味噌汁く…

トマトとバジルのサラダ

手づくりの木製の家具などはいつも清潔だし、時代物の衣装箱はむせるようなバジルの香りを放っていた。 ガブリエル・G・マルケス『百年の孤独』 たしかに、家のバジルには一切虫がつきません。防虫剤としてむかしは使われたバジルですが、人間は平気で食べて…