uporeke's diary

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茄子とししとうの揚げ浸し

ししとうってなんで「獅子唐辛子」なんだろう? 辛さは普通の青唐辛子より弱いのに、何が「獅子」なんだろうか。

 

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実家では母親が働いていたのであまり手の込んだ料理が並ぶことはなかった。たいていスーパーの総菜と、家でとれた野菜を炒めたもの、味噌汁くらい。なかでも揚げ物は火事の恐れもあるからと決してやろうとはしなかった。その考え方をわたしもひきずっていて、家で揚げ物をすることはほとんどない。

 

しかし好物のししとうを大量にいただいた(ありがとうございます!)となれば、話は別だ。中華鍋にサラダ油と香り付けのごま油をいれたら、それなりの強火で茄子といっしょに素揚げしていく。左のコンロでは出汁つくり。昆布と鰹節からとった出汁に、薄口醤油(野菜には薄口醤油がいい)や白出汁まで入れて濃いめに仕上げる。甘さは揚げ油が引き受けてくれるので控えめにみりんのみ。

 

野菜が揚がったら一度キッチンペーパーで油を切ってから、出汁のプールに泳がせる。ししとうが揚がって白く変色したり焦げ目がついているのを見るとしあわせだ。塩をふって食べるだけでも絶対うまい。揚げ浸しはカレーと一緒で味がなじむ明日の方がうまいが、夏の料理はめんどくさいこといいっこなし。ビールと一緒に流し込めばいいのです。