uporeke's diary

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焼鰺

海のある県に生まれたが、海までは遠く、海からトラックが魚を売りに来ていた。よくおつかいで魚を買いに6軒隣の広場まで刺身を買いに行かされたことを覚えている。たいてい色の薄い鮪・真っ白になって固めの烏賊・ハマチの3種。当時、ハマチは養殖で目が4つあるなんて噂されたものだが、わたしはその3種の中ではハマチしか口にしなかった。今でも鮪や烏賊の刺身はよほど状態がいいと思えない限りは自分から選ばない。1000円持たされて家族4人分買えた。

 

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子どもの頃、鰺はあまり食卓にのぼらなかった。たぶんその県の海ではあまり獲れなかったのだろう、今でも実家に帰って鰺が出たことはあまりない。その反動か、青魚や白身魚ばかり好きなおっさんになってしまった。

 

鰺は刺身でもいいし、焼いてもうまい。ぜいごをとって、塩を振って、グリルに入れておけばメイン料理のできあがりなので、料理の効率もいい。焼き魚と大根おろしと日本酒ぬる燗は夏でも冬でも最高です。