uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

If I Was Your Girlfriend

梅雨時にはテクノからアンビエント、8〜9月はプリンスにはまっていたわたしも秋になるとやはりプログレです。とはいえ全然詳しくないので、この秋は基本のPink Floydを歌詞も合わせて聴き込んでみたい。最高傑作といわれる「狂気」はどうも苦手で、牧歌的な「原始心母」やジャズぽいピアノが印象的な「おせっかい」の方が好き。

傑作といえば、プリンスは本当にすごいということを知ったのが2008年の収穫であった。ずっとプリンスは裏声で歌う変な人というイメージだけだったのだが、「When Doves Cry」「Pink Cashmere」「Raspberry Beret」の3曲は完璧で、他もアルバム単位ですてきだと思う。で、好きな曲の一つに「If I Was Your Girlfriend」というのがあって、

わたしがきみの彼女だったら
きみをおしゃれにしてあげる
すてきな服を選んであげる

みたいな歌詞があり、これをプリンスが裏声で歌うとものすごくおかまっぽいわけです。はじめは誰か女性アーティストのために書いた曲を自分で歌い直しているのかと思った(わたしはTLCのカバーで最初に聴いているはず)のですが、どうやら最初から自分で歌っていたようですね。
http://en.wikipedia.org/wiki/If_I_Was_Your_Girlfriend
1987年の発表当時に受け入れられなかったというのはよく分かります。と同時に、この20年で人間の寛容さも広がったのだな、と思いました。