uporeke's diary

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新年会のあとの片付けはだるい

昨日は新年会を我が家にて。おいしいケーキをいただいたり(書くまで忘れてた。食わなきゃ)、おいしいお酒をいただいたりで感謝感謝。しかしわたしといえば寒くて準備のやる気がなく、せっかく買った殻付きの牡蠣を出さずじまい。それでも魚中心に、根っこを食べるという食彩の王国に影響されてちまちまと洗ったセリやら下ゆでしすぎた大根やらを放り込んで、なんとか鍋の形にはなった、はず。

今日は図書館でプリーストリー『夜の来訪者』やらバッハのロ短調ミサbyリヒターなどを借りてくるが、寒くて寒くて買い物を済ませたら寄り道せずにまっすぐ帰宅。『アンナ・カレーニナ』の続きを読み(ついに「ておくれ」なところまで!)、ロシアについてごろごろwikipediaやら講談社学術文庫やらをひっくりかえし、今週の昼メシの準備(またもタモリカレー!)をしたところ。

さて晩メシにするかと冷蔵庫をあけたら昨日つかわなかった殻付きの牡蠣を発見。前に「ウルルン」でのアイルランド牡蠣開け大会の様子を見ていたからちょちょいと包丁を突っ込んでしゃきしゃきっとあけてやるぜ、と意気込んでいたらこれが予想外の抵抗に遭う。はまぐりやらあさりのようにきれいな二枚貝じゃなくて、どこに包丁を突っ込んだらいいか分からないような形状のものもあるし、そもそも包丁のような薄い金属はぱっかりとまがってしまいそうなほどしっかり閉じている。腹が立ったので小さなスプーンでがりがりとあけまくって達成感に満ち足りていたが、ふと気づくと生牡蠣5つも立て続けに食べたらぜったいおなかこわす。そういうわけで二つだけ生でいただき、残りはペペロン牡蠣にしていただこうと思います。また中からしたたる汁がうまいやら塩からいやらで困ったもんだ。

丸のままの魚をさばくときにも思うことだけれど、さばいたり殻をこじあけたりする労力や時間と比較して、切り身になった魚やパックに詰められた牡蠣を買うことの楽さといったらない。でも牡蠣についてだけは、開けたてのつるんとした食感や濃厚な汁の塩味はパック詰めの牡蠣にはないおいしさで、こればっかりは殻付きにはまりそうです。1個50円。安すぎる。

あのウルルンで見た牡蠣をこじあける器具はなにかと思い、「牡蠣 ナイフ」で検索したら300円くらいでどこにでも売ってるみたいなので、一丁買っておくべきだと思いました。スプーンだとがりがりと殻をこすってしまい、破片が牡蠣本体に付着してしまうのだ。牡蠣をちゅるちゅるっと食べてから安くて辛口の白ワイン(今日はコノスル・シャルドネシャンパンなんてブルジョワの選択肢はない)を流し込むと実に爽快。おいちいのぉ。