uporeke's diary

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続・夕陽のガンマン

某氏と散歩している間に映画の話になった。刺激されて映画を借りに行く。今日はどうしても銃撃ばんばんな映画を見たかったので、ひさかたぶりにタランティーノか、とアクションの棚やサスペンスの棚を見るが、「キル・ビル」しかない。あれ? 「パルプ・フィクション」でいいんで出してくださいよ。

仕方ないのでスコセッシならばんばんしてくれるだろうと「グッドフェローズ」を探すがこれもない。なんで? わたしが見たい映画はことごとく置いていない恐ろしいTSUTAYAなのだった。これはDVDを買わねばならんかもしれない。

どうしようもないので、手帳に書き写したTimesが選んだオールタイムベストからばんばん銃撃してくれそうな「続・夕陽のガンマン」をチョイス。「続」とついているが前作は当然見ていない。それでも楽しめる映画でした。クリント・イーストウッドがとにかく若い。若いのに渋い。モデルか丹頂鶴かと見間違うような細い足で、わるものをばんばんと撃ち倒し、細い縄も狙い打ち。原題は「The Good, the Bad and the Ugly」の通り3人の凄腕ガンマンが出てきて宝を争奪する。時には協力し、時には裏切る緊張感がたまらない。南北戦争が絡むシーンはやや冗長だけど、ラストの対峙はとにかく目が離せない。単純な撃ち合いじゃなくて心理戦が中心で、残酷なシーンもないので文部科学省もきっとお墨付きをくれるはず。おとなはずるいということを知る映画としてかなりおすすめです。