uporeke's diary

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知を誇る

数年前のわたしは自分の価値を他人に認められたい、特に仕事で役に立つのだということを証明するために、気負って自分の知識をひけらかしたきらいがある。いわゆる方眼紙エクセルを広大に使ってスケジュール管理していた会社にデータベースソフトを導入しようとしたときには、会社全体から疎まれて早々に立場がなくなった。

つまり現状をまずは受け入れなければいけないってことだ。それがどんなに効率的でなくても。なぜなら自分一人が効率的と思っていることが、他人にとってはそうでない可能性があるから。そうやって肥大していくと某社のようにでかいばかりで中身はローテクなんてことになるのだが、それは別の話。

知を誇ることは周囲に「自分は利用価値がある」と宣伝することが目的だが、意外にその行為は疎まれる。