uporeke's diary

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それにしても最近の某古本チェーン店のCD値下げはやばい。今までは主にブラック系、90年代の売れ筋系ばかりが安くなっていたが、今日行ったところなんてリッチー・ブラックモアズ・レインボーが\500だった。こういうのをデフレというのかしら。高校生の頃は新譜を買うしか脳がなかったから、一枚を買うのに延々と悩んだものですが、いまじゃどれを買わないかに頭を悩ます始末。当時のわたしだったら散歩に連れて行かれる犬のように喜び悩みまくったことだろう。

そんな中、なぜかスラッシュ祭りに出くわす。Testamentはスルーしたが、ついつい以下のものを。

  • Destruction「Live without Sense」
  • Tom Waits「Swordfishtrombones」
  • Metallica「…and justice for all」
  • musiq「soulstar」
  • Michel Camilo「Triangulo」
  • Slayer「Live undead」
  • V.A.「Science Fiction Jazz Vol.3」
  • Asia「Then & now」
  • OST「The blues brothers」

Destructionは思ったほどヘヴィじゃなかったけど、曲がかっこいい。先日買って2回くらいしか聴いていないHeadhunterもいいと思ったから、もうちょい追っかけてもいいのかも。
意外なほど良かったのは初めて聴いたTom Waits。名前は幾度も聞いたことがあったし、おそらくピーター・バラカンのラジオでもかかっているはずだけど、記憶に残っていない。これはルー・リードの「Walk on the wildside」にも通じるかっこよさ。このアルバムから作風が変わったらしいので、この後を追っかけるべきか。
Metallicaはむかしよく聴いて懐古的に購入。ほんとにベース薄いな。「One」ばかり取り上げられがちですが、その後の「Harvester of sorrow」ははまっていたスティーブン・キングの短編にぴったり合うので好きな曲。
今日の店はブラック系が弱かったのが意外。しかし21世紀ブラック・ミュージック界のビートルズと言ったら言い過ぎかもしれませんが、このmusiq(soulchild)のポップセンスは尋常ではない。本作はやや普通のR&B色に染まってますが、もっとポップさと遊び心を押し出して独自の地位を築けるはず。
Slayerは最近のライブがyoutubeに上がっていて相変わらずかっこいいなあと思いましたが、好きかというとまた別な話。でもこれはかっこいい。初期ベストでもあるし。なんせPantera以前なので、ギターの音が軽いのが興味深い。

この中で全く知らずに買ったのが「Science Fiction Jazz Vol.3」。SFだ! 音はどうかというと、ハウスっぽい感じ? 深夜にぼんやりかけておくにはちょっと元気すぎるかもしれないが、嫌いじゃないです。それにしてもこれだけ買って3000円ちょいだもん、世の中まちがってる、と高校生のわたしは怒っています。