uporeke's diary

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Robert Fripp「Exposure」

Exposure

Exposure

びっくりした。イントロの後に始まる実質最初の曲がパンクなのだもの。いや、発表された1979年のイギリスを考慮に入れればむしろ当然なのかもしれないが、後追いでプログレの片鱗を囓っているだけの者としてみれば、パンクとプログレは水と油のようなもの、越境するなんてあり得ないと思っていた。

3曲目「Breathless」はいかにもクリムゾン。

4. Disengageはフィル・コリンズのドラムがすごい。スクリーム系のヴォーカルはピート・ハミルなのか。フェイド・アウトしてしまうのがもったいないくらいの名作。

5.North Starは一転してバラードぽく始まる。コードをならしているだけでもロバート・フリップロバート・フリップ。哀愁漂うダリル・ホールがかっこいい。

6.Chicagoは重いドラムとややホンキートンクなピアノに重ねてハミルの歌が始まる。うーん、ここまですべてフェイドアウトしてしまうということは、そういう作りになっているせいか。

7.NY3はエフェクトのかかったボーカルと後期クリムゾンを彷彿させるメタル調のギター。

とりあえず前半までの覚え書き。今回購入したのはFirst Editionらしいが、これは完全版も聴かねば。メンバーなど詳細はKing Crimson Data Baseがとても詳しい。いつもお世話になっています。