uporeke's diary

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秋になって初めての朝風呂。追い炊き機能が故障か、動作しない。しかたなく一番熱い湯を追加することに。開高健『地球はグラスのふちを回る』を読んでいちいち「かなしい」をつける水上勉に笑う。にしても蟹ばかりはいずれ日本海に喰いに行かねばなるまい。


朝メシは昨日たんまりビゴの店で買い込んだバゲットと総菜コロッケ(ソースとケチャップ)、クレソンとトマトのサラダ。ドレッシングなんてレモンとオリーブオイルがあればうまく作れるのだから、市販のドレッシングは買わない主義です。今日は使ってない調味料入れを見つけたので、そこに材料を入れてシェイクするジェイミー方式で。うまくできた。


こうして簡単にドレッシングができてしまうのに、スーパーに行くとドレッシングが大量に並んでいる。何か得体の知れないものが「ドレッシングは買うもの」という暗示をかけているように思えてしまうのは、たぶんJ・G・バラード「識閾下の人間像」(創元推理文庫『時間の墓標』所収)を読んだせい。ドレッシングを一棚並べるくらいなら、おいしい醤油やオリーブオイル、塩などを増やしてほしいものです。

時間の墓標 (創元推理文庫 629-8)

時間の墓標 (創元推理文庫 629-8)