2008年印象に残った本
今年の後半は意識的に本を読まないようにしていたので、ただでさえ少ない読了数がもっと少なくなってしまった。しかし今年出会えた本は一生ものと言い切れる良作が多かった。敢えて5冊に選んでみた。
- ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』(国書刊行会)
- 本年一番の収穫。悪意と一言では言い切れない人々の思いの交錯がおもしろい。
- 作者: ウィリアムトレヴァー,William Trevor,栩木伸明
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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- ウィリアム・トレヴァー『密会』(新潮社)
- 前者よりやや人情ものに傾いている印象。失われたものへの郷愁が強い。
- 作者: ウィリアムトレヴァー,William Trevor,中野恵津子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 単行本
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- 作者: 柳瀬尚紀,リチャードバーキン
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 1973
- メディア: ?
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- フリオ・リャマサーレス『狼たちの月』
- 貧困の中に開く美しい華。狼たちの行き場のない焦燥感と冷たい空気がページをめくる指からも伝わってくるかのよう。
- 作者: フリオリャマサーレス,Julio Llamazares,木村榮一
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2007/12
- メディア: 単行本
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- 作者: マリオ・バルガス=リョサ,田村さと子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: ハードカバー
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