uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

ギガルを久しぶりに開ける。2004。まだ赤ワインを飲み慣れていない頃に開けて、濃厚で重々しい香りのワインというイメージがあったが、週に3本も空けてしまう肝臓を持ち合わせた現在では、やせてローヌにしてはちょっと太陽からの元気が足りないんじゃないの、と突っ込みたくなるくらいふつう。そこらの安いワインにはない、舌に残るタンニンのまろやかさはあるのだけど、いかんせんバランスが悪い。カレーと合わせているせいもあるけれど、今ひとつ突き抜けたおいしさを感じられない。昔はルイ・ジャドと並べてたまの贅沢だったものを、さらりと空けてしまうブルジョワジーの舌が悪いのです。こいつめ、こいつめ。