uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

淡々とプログレ浸り中。ようやくAreaの凄さが分かってきた。1stをiTunesで購入したが、所詮128kbpsではvoデメトリオ・ストラトスの勢いが今ひとつぴんとこない。当時のiTunesは1曲150円だったので、曲数の少ないプログレはすごく安かった。だが、やはり劣化した音質では伝わってこないものがある。だから、商売気ぷんぷんのリマスターやリミックスに手を出す人の気持ちが分かる。持っているアルバムでもより音質が良くなったら、今まで聞こえてこなかった音楽のおもしろさが分かるかもしれないという期待感があるのだ。

一方で、パッケージ化されたCDはどんな形であろうと正規の音楽であり、そこにあるものがすべてという考え方もある。初期のCDで、音質が悪くてもそれが音楽家の了承したCDならそれ以上の解釈の余地はないと考えることもまた一理ある。

ともあれ、素晴らしい音楽も自分の耳が理解できなければそれまで。自分にあるささやかな音楽の扉をいっぱいに開けて、過去の偉人たちによる傑作を楽しめるだけの耳を持ちたい。