uporeke's diary

苔を見ています http://www.uporeke.com/book/

2008-01-01から1年間の記事一覧

某古書店チェーンがタイムサービスで10%引きだったため、つい買ってしまった。 マヌエル・プイグ『南国に日は落ちて』(集英社) 谷川流『涼宮ハルヒの退屈』(角川スニーカー文庫) 谷川流『涼宮ハルヒの消失』(角川スニーカー文庫) 谷川流『涼宮ハルヒの…

春になったのでいろいろ片付けたい。『摩由璃の本棚』で新学期が始まるころに大掃除をするという話を読んで以来、わたしも春は片付けの季節。特に250円で拾った安いクラシック関連を一掃したい。あと、日本人作家のすぐ手に入るような本も手元に置く必要がな…

精霊たちの家作者: イサベルアジェンデ,Isabel Allende,木村栄一出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1994/05/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 8回この商品を含むブログ (16件) を見るイザベル・アジェンデ『精霊たちの家』はもうちょっと。やっぱり…

『ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻』

ウェイクフィールド / ウェイクフィールドの妻作者: N・ホーソーン,E・ベルティ,柴田元幸,青木健史出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/10/28メディア: 単行本 クリック: 71回この商品を含むブログ (34件) を見るナサニエル・ホーソーンの名作「ウェイクフ…

先週はタモリカレーを作れなかったので、今日は早めに制作。牛乳多め、赤ワインじゃなく白ワイン、とろけるチーズ入り、コリアンダー(粉末)入りなのがいつもとちがうところ。結果、いつもよりちょっとおいしい気がする。乳製品のコクはあなどれない。ちな…

買いすぎた! ロバート・アーウィン『アラビアン・ナイトメア』 スティーブン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』 ピーター・ケアリー『オスカーとルシンダ』 レオノーラ・キャリントン『恐怖の館』 竹森俊平『経済論戦は甦る』 V.S.ナイポール『中心の発見』 N…

それにしても最近の某古本チェーン店のCD値下げはやばい。今までは主にブラック系、90年代の売れ筋系ばかりが安くなっていたが、今日行ったところなんてリッチー・ブラックモアズ・レインボーが\500だった。こういうのをデフレというのかしら。高校生の頃は…

ユリイカ

今月は世界文学特集ということで、普段流行に合わせるなんて自分を切り売りするようなものだ、と軽蔑していたわたしが毎日新刊書店を巡って探してしまうほど、欲しかった1冊。予想に違わぬおもしろさ。情報が難なく入手できる21世紀でも、本を読むボルテージ…

ギガルを久しぶりに開ける。2004。まだ赤ワインを飲み慣れていない頃に開けて、濃厚で重々しい香りのワインというイメージがあったが、週に3本も空けてしまう肝臓を持ち合わせた現在では、やせてローヌにしてはちょっと太陽からの元気が足りないんじゃないの…

フェリペ・アルファウ『ロコス亭の奇妙な人々』(東京創元社)

ロコス亭の奇妙な人々 (海外文学セレクション)作者: フェリペアルファウ,Felipe Alfau,青木純子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 1995/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る1902年、スペイン人の著者については全…

今日もカレーを仕込む

day

朝起きてすぐに読書。去年から読みかけだった『ロコス亭の奇妙な人々』を読了。読み出すとおもしろくてとまらなくなる。それぞれの短編は読み取りやすいのだけど、実は連作短編集となっていて他の短編で登場した人物が別の短編でも姿を現す。そのため、短編…

山猫講演会を聴きに行こうとしたら、予約制ですでに満席。軽くふて寝。山猫はもうちょっとあったかくなってから行くことにして、とりあえず目の前のぶっこわれたお弁当箱を新調せねばならぬ、ということで渋谷LOFTへ。今つかっている100均の四カ所パッキンは…

秋山瑞人『ミナミノミナミノ』(電撃文庫)

ミナミノミナミノ (電撃文庫)作者: 秋山瑞人,駒都えーじ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2005/01/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 71回この商品を含むブログ (219件) を見る秋山瑞人の小説を読むときは現実逃避したいとき。冷静になれば小説…

古本購入

イーディス・ウォートン『幽霊』(作品社) Solo「4 BRUTHAS & A BASS」 ウォートンは去年の夏に出たばかりなのに200円でいいのかしら、と購入。おもしろさは不明。短編集だからちまちま読もう。 Soloはついに2ndを安く購入。たぶんタワレコあたりに行けばふ…

Castelblanch Brut Zero

テレビに出て有名になったらしいCava。しかしこれに限らず1000円台のCavaはみなどれもおいしく、それなりに苦みもあるが、あんまり区別がつかないのであった。これも快適にするするといただく。栓を抜いた後もかなり泡が持続するのが特徴。白用のグラスを洗…

Puff Daddy & the family「No way out」

No Way Outアーティスト: Puff Daddy出版社/メーカー: Bad Boy発売日: 2005/10/24メディア: CD購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (13件) を見る兄からもらったレコードプレイヤーが動いていたころはよくドーナツ盤を買いあさったものです。その頃…

C・フエンテス『聖域』(国書刊行会)

聖域 (1978年) (ラテンアメリカ文学叢書〈8〉)作者: 木村栄一,C・フエンテス出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 1978/04メディア: ? クリック: 40回この商品を含むブログ (1件) を見る先日の古書ツアーでどか買いした中の一冊。たぶんあまり流通してないし…

Domaine Lorenzon

スクリューキャップのにくいやつ。L'original Mercurey par Lorenzon 2006。よく行く酒屋さんでおすすめされたので、普段の制限価格をオーバーした\4500前後で購入。1カ月ほど室内で寝かせてからしずしずとふたを回すと……。これが意外なほどにボリュームがな…

Mision Pinot Noir 2006

チリのWilliam Fevreさんが作るMision Pinot Noir 2006。焦がした黒糖で味付けしたような人為的な甘みが特徴。香りにもどこかケミカルさが漂う。ピノ・ノワールというよりはテンプラリーニョ。\1200円程度のピノに多くを期待するなとは言っても、某黄色い尻…

音質

某タモリ倶楽部を見てからというもの、音質環境が気になり始めた。この道は茨の道だということは分かっている。分かってはいるのだが、よりきれいな音、それぞれの音がどのように絡まっているのかを知りたいという解剖学的な欲求が高まるのを抑えることがで…

マリオ・バルガス・リョサ『楽園への道』(河出書房新社)

楽園への道 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-2)作者: マリオ・バルガス=リョサ,田村さと子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/01/10メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 92回この商品を含むブログ (91件) を見るラテンアメリカ文学の雄に…

南アフリカの有名なメーカーKWV。安くて添加物いっぱい、というイメージがあったのだけど、Pinotageでちょっとこなれた2004がさびれた酒屋にあったので買ってみた。温度管理にまったく意識をはらっていない店だけど、店内は暖房もきいてなく、路面に面して陽…

Ch.Coupe Roses 2003 Minervoisはルーサンヌ100%と言われてもとんとなじみのない銘柄でできている。白ワインながら口に含むとローヌの赤のような濃厚な味とアルコールを感じて、実にうまい。なんて書いた後に調べたら、ローヌでよく作られている白ワイン用の…

ワイン

ドウシシャさんが輸入しているドメーヌ・ルーのACブルゴーニュ2006とお総菜類がゆうべの晩メシ。1280円と安い割にはすっぱすぎたりしないブルゴーニュなので、売っているたびに買っている。その代わりブルゴーニュらしい香りはないが、安心して優しい赤ワイ…

ラテンアメリカ文学祭り

薄曇りの中、某Mさんに連れ添って横浜へ古本狩りに。しかし、まずは財布を忘れて自転車で15分のところを往復してしまう。待ち合わせた駅であわてて電車に飛び乗ったら別の線で終点まで乗ってしまい、あわてて折り返して30分ロス。おまけに買ったばかりのジー…

朝メシ

そば 卵焼き 大根おろし+ゆずぽん うまい。そばのつゆがややからかったが、卵焼きのほっこりした感じでフォロー。そばつゆ一人分は別に瓶入りのを買わなくたって簡単においしくできる。 おわん半分の水と水の量の1/3の黒い醤油を混ぜ、昆布一切れを入れてお…

読書

ロシアの小説からペルーの小説に移るのは簡単だが、ペルーからロシアに戻るのはかなり難しいのは愛の差か、温度の差か。やや出遅れたがペルーの文豪マリオ・バルガス・リョサの2003年作品『楽園への道』を読み始めた。最初の章からページをめくる手がとまら…

『アンナ・カレーニナ(上)』を読みました

アンナ・カレーニナ〈上〉 (岩波文庫)作者: トルストイ,中村融出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1989/11/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (14件) を見るロシアの文豪トルストイの代表作。文学部に通っていたにもかかわらず、…

新年会のあとの片付けはだるい

昨日は新年会を我が家にて。おいしいケーキをいただいたり(書くまで忘れてた。食わなきゃ)、おいしいお酒をいただいたりで感謝感謝。しかしわたしといえば寒くて準備のやる気がなく、せっかく買った殻付きの牡蠣を出さずじまい。それでも魚中心に、根っこ…

タモリカレー

それにしてもわたしはタモリカレーにとりつかれてしまった。1/3につくってまた今日もつくっている。今日は唐辛子を入れた辛いバージョン。はたしてお味はいかにたこに。